10月1日(水)
来年末の試験湛水を控え、建設工事も最終盤に入った成瀬ダムの視察研修へ出席しました。
国交省、野口工事事務所長の講演では、工事の進捗状況に加え、昨今の気象の状況からダムの役割がさらに高まっていること、また、各地の洪水や渇水の現状を踏まえたダムの有用性などのお話がありました。
異常気象がもたらす極端な猛暑や豪雨、少雨などは明らかに進んでいるとの分析がされており、流域の生活へのダムの効果が最大限活かされるよう期待します。
(右岸(国道側)下流側から)
CSG構造のダム国内最大規模、114.5mの完成高にほぼ立ち上がった堤体
(堤体上部、堤頂)
堤体長755m、堤体基礎部は約400m、堤頂横幅はおよそ8m、の「台形CSGダム」
(堤体直下の水力発電所)
秋田県管理の水力発電所は最大5,800kW
(堤体上部からの発電所)
(洪水吐)
洪水時などに、越流により水位を調整するための放流路
(監査廊)
ダム堤体下部、地下にある管理用の「監査廊」
現在は冬季間も含め工事を実施しており、完成後はダムの状況を毎日管理するとの事
(管理庁舎)
完成後は年間を通じて常駐管理
(遠隔操作のバックホー)
小型のバックホーは、斜面からの落石安全対策のため、大阪から遠隔操作による作業
(クレーンの遠隔操作)
こちらは、超大型クレーンの現地遠隔操作ブース
堤体工事の重機自動化工法やこれらの遠隔操作技術は、施工効率と共に工事の安全対策の面でも極めて大きな役割を発揮していることを強調されておりました。
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