6月5日(木)
村の田植えも終盤となり、個人の方はほぼ終わったと思われます。
法人では面積規模の大きさにより、まだ残っている所もあるようですが、概ね予定どおりに進んでおり今週末あたりで最終盤となるでしょう。
毎日米のニュースがこのような形で流れるのは、日本人として非常に残念極まりなく、不作以外にこの日本で米に困るような場面が来るとは想像もしていない事でした。
また、稲作生産者は、主食として国民が安心して米を食べられることを望んで作ってきたはずです。
アルバイトで暮らす学生の方などが、米は買えないので米のご飯は一食に抑えているなどどいう話には、農業者としては何ともむなしく心が痛む思いです。
今日のニュースから大潟村の涌井氏の声が流れ、設備投資と借金を重ねてきた自身の経験と苦労をもとに、これからの日本の水田農業へ向けた新たな構想を語っておりました。
画面から伝わるその熱意は、入植して55年の実績から出るものでしょう。
小泉大臣と鈴木知事へ提言もし、まずは自身で取り組みをスタートさせるようです。
小泉大臣のコメ増産へ向けて今年度中に「基本方針を決めたい」という発言もあり、ショック療法ともいえる事態で、日本の水田農政が動こうとしております。
消費者、生産者などという枠組みを超えた、日本の根幹として考えるべきことです。
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