5月7日(水)
戦後80年を迎え、令和7年度 東成瀬村戦傷病没者追悼式が執り行われ、議会を代表して追悼の言葉を述べさせていただきました。
追悼の言葉
先の大戦において、祖国の平安と発展を想い、家族を案じながら戦禍に身を投じ、犠牲になられた方々に、心からご冥福をお祈りいたしますと共に哀悼の誠を捧げます。
かけがえのない 肉親を失われた、ご遺族の皆様の長きにわたる悲しみと、幾多の試練に 深く思いを寄せます。
戦争の現実を前に、祖国を想い尊い命を捧げられた方々の犠牲は、時代を超え私たちの心に刻まれ、今日の平和の礎となっています。
戦争は 常に 理不尽であり、時代や国を問わず、人の尊厳が幾度となく 踏みにじられてきた歴史を、私たちは 決して忘れてはなりません。
今なお、世界の各地では 紛争が絶えず、多くの命が 脅かされています。言葉にならない憤りを感じると共に、その現実に直面すると、過去も現在も、戦没者の方々の無念とご遺族の 深い悲しみが胸に迫ります。
先人が願った 平和を実現するため、今を生きる 私たち一人ひとりがその思いを受け継ぎ、命の尊厳を 守り続ける決意を新たにするものです。
戦争の厳しい 現実の渦中にあって、強い意志と使命感を持ち、この東成瀬の地から戦場へ赴き、尊い命を捧げられた方々に、改めて哀悼の誠と共に深い敬意の念を抱きます。
村の歴史を 支えてこられた 先人の思いを胸に、共に支え合い、未来へと 歩みを進めていく事こそが私たちの大切な使命です。
結びに、平和の理念と 命の尊厳を胸に誓い、戦没者の御霊の平安と、御遺族の皆様のご多幸を心から お祈り申し上げまして 追悼の言葉と致します。
令和七年五月七日
東成瀬村議会 議長 佐々木 修
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