昨日は群馬県神流町(かんなまち)議会の行政視察に続き、午後からはダム関連の研修へ。
「雄物川水系・成瀬ダム建設促進期成同盟会、成瀬ダム水道利水対策協議会」によるダム合同視察研修であります。
成瀬ダム工事事務所の安部所長より工事概要の研修を受け、その後2つの会総勢34名でダムの現場へ向い終盤に差し掛かったダム工事を案内して頂きました。
両会の会長は高橋大横手市長
安部工事事務所長
管理事務所の建設工事も始まっており、現在ダム工事全体では作業員750人ほどの体制で進んでいるようでした。本体工事には、海外の方100名ほどが含まれます。
上流側。
中央付近ひし形のコンクリートは「選択取水設備」。湛水後には水深80メートル程になり深い部分は水温が低いため、水深を選んで適温部分を取水する設備です。
国内に3台しかない大型クレーン。
ダムの堤体用の石を採掘する「原石山」。
発破をかけ岩石を砕き採掘。
巨大な重機やダンプに比べ、左の普通のトラックが小さく見える。
55tダンプトラックと巨大バックホー。
バックホーは(6.7㎥)は普通の工事現場で使う大型バックホーの10倍ほど大きさで、
一回で10t以上すくえる能力がある。
施設は一部撤去が始まっている(堤体打設CSG運搬コンベアー)
下流側。
堤体の階段状になっている1段が75cm。堤体打設は残りの高さ8メートル程で完成提体高114.5mとなるようです。
ダムは2027年完成へ向けて進んでおり、堤体下部には県の発電所建設現場も見えます。
また、ダム完成後の桧山台地区残土置き場(300m×900m)の利活用に向けた整地についても計画に入っており、その説明もなされました。
●成瀬ダムは「特定多目的ダム」であり、洪水調整(秋田市、大仙市、横手市、湯沢市、羽後町、美郷町、東成瀬村)、灌漑用水(大仙市、横手市、湯沢市)、水道用水(湯沢市、大仙市、横手市)、発電(秋田県、最大5,800Kw)の機能を有する。
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