令和6年度、東成瀬村戦傷病没者追悼式が執り行われました。
今年の終戦記念日を迎えると、先の大戦から79年が経過したことになります。
改めて戦争の不条理と、尊い命を失った方々、ご遺族の皆様の無念に思いを馳せるものであります。
議会を代表致しまして、追悼の言葉を述べさせていただきました。
追悼の言葉
本日、令和6年度、東成瀬村戦傷病没者追悼式が厳粛に執り行われるにあたりまして、東成瀬村議会を代表いたしまして謹んで追悼の言葉を申し上げます。
先の大戦において、祖国の平安と発展を思い、家族の身を案じつつ、戦場に倒れ戦禍の犠牲になられた方々に、心からご冥福をお祈りいたしますと共に哀悼の誠を捧げます。
最愛の肉親を失われたご遺族の皆様の、深い悲しみと苦難に思いを馳せるものであります。
我が国においては、時と共に戦争を経験していない世代が多くを占めるようになりましたが、今日の平和と繁栄のかげには、祖国のために尊い命を失った幾多の方々がおられた事を、決して忘れてはなりません。
いつの時代も、どの様な場においても、戦争の不条理は命の尊厳を脅かすものであり、それは歴史を通じて一貫しております。
未だ世界の多くの地域で争いが続いており、命の尊さを前に強い憤りと共に、皆様の多くの無念が重なります。
戦争の悲惨さと平和の尊さを心に留め、考え続け、その記憶を受け継ぎ伝えていく事が、今を生きる私たちの使命であることを新たにするものであります。
結びに、平和の理念と命の尊厳を胸に誓い、戦没者の御霊の平安と、御遺族の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げまして追悼の言葉と致します。
令和六年五月十日 東成瀬村議会 議長 佐々木 修
0コメント