先日11日に、秋田県冬季防災訓練が東成瀬村を会場に開催されました。
秋田県内、特別豪雪地帯13市町村で順番に開催されているのもです。
冬季間に発生した地震を想定した訓練で、地震規模はマグニチュード7.3、震度6弱。
訓練内容は、対策本部運営訓練、雪崩発生による捜索訓練、倒壊家屋からの救助、避難所運営訓練でありました。
雪崩捜索訓練は、村民グランド小学校側斜面を雪崩発生場所とし、自衛隊、消防、警察の各捜索隊それぞれが要救護者の救助訓練を実施。
捜索は「ゾンデ棒」を使用し雪に埋まった要救助者を探すものです。
「ゾンデ棒」は、降雪量の多い地域において、雪の中に埋没してしまった人の人命検索に使用する、いわゆる人命検索棒です。一般に販売されており、登山やスキーなどをする方たちは個人で持っている場合があるようです。
今回は冬季の地震を想定した総合訓練で、避難所設営から炊き出しまでの一時避難所開設までを想定した訓練であったと思います。
避難所の村民体育館で、簡易テントに段ボールベットを実際に設営した住民の方は、「テントは囲われている感じで安心感が高く、段ボールベットは実際寝てみると床から高いのが非常に良かった。寝たり起きたりが楽で、腰を掛けるベンチとしても使える。」と話されておりました。
今回は訓練での炊き出しで作った暖かいカレーライスや非常食などを、実際に訓練参加者の方々と昼食として食べながら訓練を振り返って話をしてきました。
村内のある地区では避難訓練で炊き出しを実施し、その炊き出しの料理を活用して訓練の反省会と共に地区の懇親会を開いたと聞きました。訓練のきっかけと実践に即した一つのやり方とすれば、それも大変有意義なことであろうと思います。
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