今日は、第50回の東成瀬村社会福祉大会に案内を頂き出席してきました。
社会福祉へ功労された方々への表彰5名と感謝状が5名の方へ伝達があり、その長年の労苦をねぎらうものであります。
その後、あの有名な「弁当の日」を提唱され実践している竹下和男氏による講演がありました。
「弁当の日」とは、
弁当作りを、親は手伝いません。
献立、買い出し、調理、弁当詰めから片付けまで、 すべて子どもがするのです。
弁当には点数をつけません、 評価もしません。
それが“弁当の日”です。
以下、関連する文を引用させていただきます。
子どもたちの生きている時間の中で、学校や塾に関わる「まなびの時間」が増えています。
生きていくための基本的な衣食住に関する「くらしの時間」は減っているというのに…。
香川県の小学校で竹下和男校長(当時)は、子どもたちに「くらしの時間」を取り戻したほうがよいと考え、2001年に子どもが作る“弁当の日”を始めました。
子どもが年に数回、自分でお弁当を作って学校に持ってくるという取り組みです。
何を作るかを決めることも、買い出しも、調理も、お弁当箱に詰めるのも、片付けも、すべて子どもがします。
親も先生も、その出来具合を批評も評価もしないという約束です。
大人は子どもが包丁や火を使うことを「危ない」「失敗したら」などと心配し、あるいは親が「やったほうが早い」「教えるのは面倒」と手を出してしまいがちです。
自信がなくて親に手伝ってもらう子どももいます。
でも「ぜんぶ自分で作った」という友だちを見ているうちに「次は自分だけで作ってみよう」と決意する時がやってきます。
だから、それはかまわないのです。
子どもには、自分で伸びようとする力が備わっていることを思い出してほしいのです。
大人はじっと見守ってあげてほしいのです。
じっと見守ることができるのは大人の力です。
気付くこと、思い直すこと。
多々考える事が多くありその講演は素晴らしく、感動的なものでした。
「自立し、他者を思いやる心と生きていく力をを身に付ける事こそが、今の時代に最も大事である」
そのように理解しましたが、今の子育ての状況はかけ離れていることが多くあるようです。
現状のお話からは、心が痛む内容が多くあり驚きでもありました。
高橋登志明氏による大会宣言
式典終了後のアトラクション。
二代目浅野梅若社中のよる、民謡と手踊りでした。
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