昨日、県主催の地熱のシンポジウムに参加してきました。
今回熱利用の多様さと共に感じたことは、やはりエネルギーがある地域、地元湯沢の希望として電気そのものを少しでも有利な条件で利用したいという事です。現在は電気事業法上等で出来ないが、懇親会の場を通じても期待の声は大きかった。
「山葵沢地熱発電所」だけでも一般家庭9万世帯分に値する電気が作られていて、電気を地産地消できないかという思いは、再生可能エネルギーを生み出している地域としては当然であると思う。
湯沢の「上の岱地熱発電所」、「山葵沢地熱発電所」は国内では大規模で、取り組みとしても成功例であるが、地熱の活用の面では部分的で今後さらに模索してくようだ。
シンポジウムとしては、主に地熱発電の利活用についての講演とパネルディスカッション。(国内の地熱発電を取り巻く環境と、地熱発電を通した余熱利用の実践例の紹介と湯沢での地熱活用の可能性を探る)
・全国の地熱発電量の40%を誇る発電量日本一の大分 ~ 100年程の歴史があり、産業、食、住と地熱・温泉熱が利用されている。
・福島県土湯温泉での地域再生 ~ バイナリー発電という小規模発電を地元主導で立ち上げ、年間1憶の売電収入を全額地域に還元し循環型地域を形成。
形態は違っても、どちらとも地熱を十分活用されていて、それぞれ地元の「熱」があり素晴らしい事例でした。
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